突然の訃報が届きました。
家族と相談して、生花を出すことになりました。
いつものように、担当の葬儀社の電話番号を聞いて、お通夜と告別式の会場と日時を書いた用紙と生花の申込用紙をファックスしてもらいました。
ところが、生花の金額が、いつもより高い・・・あれ??
今までずっと、15000円(税込み16200円)でお願いしていたのが、今回に限って、18000円(税込み19440円)になっていたんです。
お葬式のことで、お金のことをとやかく言いたくはありませんでしたが、家族とは、生花の代金を皆で分担することになっていたので、今後のこともあるので、葬儀社のホームページで確認してみました。
そうしたところ、インターネット上には、いつもの16200円の生花も出ていて、注文できるようになっているのです。
そこで、今回は、葬儀社のホームページ上から申込をしようと手続を開始しました。
ところが、注文するページには、「葬儀コードナンバー」の入力が必須になっているではありませんか!
なんだこれは! インターネットから、申込ができないじゃないか!
そこで、届いたファックスをみると、確かに、インターネットから申込ができる旨の案内と、専用コードとして、「葬儀コードナンバー」が出ていました。
そこで、指定されている「葬儀コードナンバー」を入力して先に進むと、なんと、サイト上で紹介されている16200円の生花は申込リストにはなく、生花は、19440円だけしか申込ができないようになっているではありませんか!
ショッピングサイトで、クーポンの番号を入れると、お買い得になりますが、ここでは、コードナンバーを入れると、高い金額のコースになる・・・。
なんとも、バカにした話だと思いますせんか?!
そこで、念のため、葬儀社に電話で確認したところ、「お花を揃えたいので、生花は、19440円だけしかお申込いただけません」との返事。
生花を高いものしか申込できないように指定したのは、誰なのか?と聞いたところ、お葬式を出す喪主側との説明。
しかし、私は、サイトの申込方式は、お葬式という客側の弱みにつけこんで、葬儀社の方が、そのように仕向けたのではないか、と感じました。
そこで、このような高い生花の方だけを指定するようにしたのは、葬儀社側の提案ではないのか?と聞いたところ、言葉をにごして明確には答えませんでした。
何を言いたいのか。
今まで、何度もお葬式にかかわってきたが、こんな不愉快で後味の悪い思いをしたのははじめてのことです。
私は、直感的に葬儀社側の弱みにつけこんだような手口に腹がたち、自分たちが葬儀をする際には、くれぐれも気をつけなければいけない、と思ったからです。
つまり、仮に、葬儀社の方から、「生花を統一した方がいいですよ」という提案を受けたとしたら、「統一するなら、金額の安い方に統一すべきだ」、というのが私の考えです。
今回の葬儀社は、地域でも名のしれた会社ですが、今回の件で、自分の身内の葬式には、この葬儀社は絶対に使うものか、と思ってしまいました。
最近、新規の葬儀の相談窓口の看板が、何件も見かけるようになりました。
今回のように「なんかへんだぞ!」という出来事が多いからかもしれませんね。
お葬式は、出産や結婚式と並んで、人生の中で重要なできごとなのに、困ったことに、十分な準備ができないことが多いですよね。
突然なことなのに、わざわざ時間もお金もかけてもらう出席者や参列者に、今回のような思いをさせないようにするためには、葬儀社もきちんと決めておいた方がいいな、と考えさせられました。
ちなみに、今回については、正直なところ、生花を取りやめたいところなのですが、そういうわけにはいかず、さらに、時間がもったいないので、やむなく、指定の生花を出す手続はしますが、お悔やみの気持ちがシラけた気持ちになっていることに、なんとも後味の悪さが残るできごとでした。いかん、いかん、あぁ、やだやだ・・・・。