大相撲九州場所11日目が22日、福岡国際センターで行われ、横綱・白鵬が嘉風に敗れて初黒星。初日からの連勝は10でストップした。
【写真】嘉風(左)が引き揚げ、弓取りの聡ノ富士が土俵に上がっても仁王立ちで抗議する白鵬
立ち合いから一気に土俵際に押し込まれ、寄り切りで敗戦。取組後には”待った”をかけていたと土俵下で手を挙げ、自ら”物言い”をつけようとするも、軍配は変わらず。白鵬は納得がいかない表情で、嘉風が勝ち名乗りを受けようとするも土俵に戻らず、場内が騒然とする場面もあった。
このシーンに、NHKの藤井康生アナウンサー(60)は「白鵬が手を挙げてアピールしていますが、これはもう成立しています。白鵬戻らない。これはダメです。もう勝負は成立して…。こんなシーンは見たことがありません」と冷静な語り口ながら厳しく実況。「これはいけません。こんなことはあってはならないことです」と続け、白鵬がようやく土俵に戻ると改めて「気持ちは分からないではないですが、この姿はもう…大横綱いけません」と前人未到の40度目優勝を目指す横綱に”ダメ出し”した。
NHK入局後、大相撲を中心にスポーツ実況を長年務めてきたベテランアナならではの指摘。ツイッター上では「これが藤井アナのみなせる技」「毅然としていたのは、藤井アナだけだった」「今日の実況が藤井アナでよかった」など賛辞が相次いだ。
実況と取り組みを直接確認してみました。
【音声】
出典:NHK
File形式:MP3
時間:6分56秒
容量:6,648KB(約7MB)
【動画】
出典:NHK
File形式:MP4
時間:6分56秒
容量:22,104KB(約22MB)
百聞は一見にしかず。
「いやいやこれ、審判長も、行事もしかし、黙ったままですが・・・これいけません。」
この「これいけません」が、「白鵬の態度」がいけないのか、「審判長も行事も黙ったまま」なのがいけないのか、どっちのことを言っているのでしょう。
私は、どっちもいけないと思いましたが・・・。
あと、スローモーションで再現している場面で、立ち会い直後に、横綱が、相手のほっぺたをひっばだくシーンが、私はとても気になりました。